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怖いくらいに幸せ・・・ [考えさせられたこと]

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幸せすぎて怖い  


とか、  



不安になるほどの幸せ  


とか。  




 映画やドラマや小説の中だけのお話だと思っていました。

   
  結婚式の日は幸せでした。   
くば父の隣に立って、
たくさんの大好きな人たちの祝福を浴びて、
フラワーシャワーの中で確かに「幸せ」だと思ったけれど、
そこには一抹の不安もありませんでした。
    

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 (これは昨日、アジリティーの練習フィールドから100㍍ほど離れた公園の桜です。
市内より1週間ほど遅い満開でしょうか?   


桜・・・春の訪れとともに蕾がほころび始めたかと思えば、瞬く間に満開になり、そして潔く散ってしまう日本人の心の花。この桜が、いつもと違う感情を生み出したのかもしれません。   



先日…  

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 近所の公園の桜は今まさに盛りをわずかに過ぎて、
かすかな風でさえ、息をのむほどの花吹雪を巻き起こしていました。
  

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一面にピンクのじゅうたんを敷き詰めたような、この桜並木をラムと歩いていたら、

一陣のそよ風とともにものすごい花吹雪が降り注ぎ、目の前はまっピンク[目]

 その時、

その不思議な時間をラムと共有していることがこの上なく幸せで、
かけがえのない貴重なものだという強い思いに駆られました。
幸せで幸せで、これ以上の幸せなんかあり得ない、
というほどの満ち足りて、輝くような気持…
 

同時に、  恐ろしくなりました。   

こんなに幸せでいいんだろうか、という底知れない不安が、
喜びと背中合わせに感じられたのです。
     

それは、生まれて初めて感じた、怖いほど幸せな瞬間だったのかもしれません。    


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  そのまま、ラムと二人で、桜吹雪を浴びながら、
ずっとずっとどこまでも歩きたいと思いました。

 桜は間もなく散ってしまいます。   
そして   ラムとの時間も永遠ではありません。    
永遠ではないからこそ、その幸せには素晴らしい価値があるのだとわかっていても、   


 いつか、そんな時を迎えられない日が訪れる    


そのことがきっと、漠然とした不安や恐ろしさの原因かもしれません。    


  満開の桜と、桜が生み出す見事な桜吹雪の中で、    




来年も、再来年も、



     

こんな時間をラムと過ごしたいと願いました。

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コメント 13

berry

こんにちは♪
フッと別れを考えることがあります。
それだけスマが歳をとってきたことなのかな。
だから?
ただただ毎日をスマとダラダラ過ごしてます。(笑)
最近、いっぱい話しかけてます。
だまって聞いているスマ。愛おしいですよね。
by berry (2009-04-11 16:30) 

まろすもママ

ねーさんの言う事、分かる気がします。
ちょっとした事に幸せを感じ、そしてこれがいつまで続くんだろうって考えてふと寂しくなったり。。。
幸せと恐怖は隣り合わせなんでしょうね。。。
by まろすもママ (2009-04-11 20:56) 

ラムねーさん

☆さとるさん、あんぱんち~さん☆

ご訪問&nice!ありがとうございました。
by ラムねーさん (2009-04-11 23:53) 

ラムねーさん

berryさん★

お久しぶりですぅ~~~~!!!!!

スマちゃん、9歳になったんですねぇ。今日、お写真拝見しましたけど、すごく若い!!!! シニアに見えないですよ。
マイロと8カ月違いなんですね。

マイロ、いろいろありまして、また、いずれ記事UPしますが、やはり年齢には勝てません。

いつまでも元気で長生きしてもらわなくちゃいけないですね。
by ラムねーさん (2009-04-11 23:56) 

ラムねーさん

まろすもママさん★

8年近くの付き合いになって、あまりに、ラムがいることが当たり前すぎるんですね。なんだか、ものすごい幻想的な情景に恵まれて、まるで一幅の絵の中に入り込んだような不思議な感覚の中で、ラムとの一体感みたいなものを感じたんだと思うんです。
とてもとても居心地の良い感覚で、このままずっと、って思った瞬間、永遠じゃないって、その現実が恐ろしかったのかなぁ、よくわかりませんけど。


でもそれほどの幸せを与えてくれたことに、感謝して、
時間を大切にしていかなくてはならないですね。
by ラムねーさん (2009-04-12 00:01) 

アキラ

愛情の深さを物語る、最高にいい記事でした^^
私はどうだっただろう?・・・改めて考えさせられました。
まっピンクの道が、どこまでも何処までも続きますように・・・
by アキラ (2009-04-17 11:13) 

ラムねーさん

アキラさん★

思いっきり遅レスで申し訳ありません。

よく分離不安で…という話を聞きますが、我が家の場合、私がラムに対して分離不安症のような気がします。
飼い犬離れできない親ばか飼い主です。

ラムと来年もピンクの道を元気に歩いていたいと思います。
by ラムねーさん (2009-04-20 20:51) 

袋田の住職

愛別離苦は世の習い。。。
それだけに、今、このかけがえのない時間を大切に過ごしたいものです。
by 袋田の住職 (2009-04-22 19:05) 

ラムねーさん

ご住職様★

ありがとうございます。

仏教では人間と動物は死後、一緒の所へは行けないのですよね、確か・・・
だからこそ今生というのですか?
難しいことはよくわからないのですが、とにかく、限りがあるからこそ尊いのだな、と思い、共に生きる時間を大切にしたいと思っています…のわりには、よく邪険に扱うんですけどね。反省。
by ラムねーさん (2009-04-23 14:11) 

mimimomo

おはようございます^^
周りの人々事象はどんどん変わりますものね~
今の幸せは何時まで続くのかしらと、ふっと思うことがあります。
何となくラムネーさんが感じた幸せと不安、分かるような気がします。
精一杯楽しんでください^^w 今と言う時間を。
by mimimomo (2009-04-25 09:49) 

みかん

たぶん、どれだけ頑張っても後悔はあると思う。
ほんと今を大切にですね。
命ある限りいつかは・・・。 考えたくないけど目をそらしちゃいけない現実。
お互いに愛情の気持ちを持ってですね。
by みかん (2009-04-26 06:41) 

ラムねーさん

mimimomoさん★

いまさらですが、お帰りなさいませ!
いいご旅行をなさいましたね。お写真のおかげで、私も旅行気分を味あわせていただいてます。

今回の記事は、ラムと私、というごく個人的なちっぽけな感傷ですが、今の世の中を見回すと、人類そのものが明日をもしれないような怖さって、感じますね。
豚インフルエンザも怖いです。
by ラムねーさん (2009-04-27 09:32) 

ラムねーさん

みかんさん★

みかんさんも今、素晴らしくいとおしい命と接していらっしゃいますもんね。まぁ、みかんさんの場合、順調にいけば、みかんさんが先に旅立つことになるわけですけど(ごめんなさいね、私のほうが先に行ってお待ちしてますから)、でも別れは別れ…愛する気持ちが強いほど、悲しく恐ろしいことですが、わかって出会っているのですよね。
永遠に生き続けるなんて、思ってもいないのです。
それでもその時がどんどん近付いてくると思う瞬間がたまにあるんですよね。
ラムと同い年のシェパちゃんがなくなった、とか聞くと、胸が痛くなっちゃうんです。
by ラムねーさん (2009-04-27 09:35) 

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